OS X向けのJavaセキュリティアップデートを導入すると、Appleが提供したJavaアプレットのプラグインが、全ブラウザからアンインストールされる。
米Appleは、10月16日に公開したOS X向けJavaのセキュリティアップデート「Java for OS X 2012-006」で、Appleが提供したJavaアプレットのプラグインを、全ブラウザからアンインストールする措置を取ったことを明らかにした。
Java for OS X 2012-006は、OS X Lion v10.7とOS X Mountain Lion v10.8向けに公開され、Java SE 6を最新版に更新して深刻な脆弱性を修正している。さらに、このアップデートをインストールすると、Web上でJavaが必要な領域に、「Missing plug-in」と表示されるようになるという。
ユーザーがJavaアプレットを使いたい場合は、この領域をクリックして、Oracleから最新版のJavaアプレットをダウンロードする必要がある。
また、アプレットの設定用アプリケーション「Java Preferences」も、既に不要になったとして同時に削除された。
Mac版のJavaをめぐっては、Javaの脆弱性を突いたマルウェア「Flashback」が今年に入って猛威を振るい、Appleが対応を強いられた経緯がある。同社は9月にリリースしたJavaのアップデートで、どのアプレットも長期間実行されなかった場合にJavaプラグインを即座に無効化する措置を導入。今回はこの対策をさらに強化した形となる。
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