Apple、「iOS 6.0.1」をリリース 深刻な脆弱性や不具合を修正

「iOS 6.0.1ソフトウェア・アップデート」では、複数の深刻な脆弱性や、iPhoneのアップデート導入関連の不具合などが修正された。

» 2012年11月02日 07時47分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Appleは11月1日、「iOS 6.0.1ソフトウェア・アップデート」をiPhoneやiPad向けにリリースし、複数の深刻な脆弱性や、アップデート導入関連の不具合などを修正した。

 同社のセキュリティ情報によると、iOS 6.0.1では計4件の脆弱性に対処した。脆弱性はKernelとパスコードロック、WebKitに存在する。このうちWebKitの2件の脆弱性は、悪質な細工を施したWebサイトを使って悪用された場合、任意のコードを実行される恐れがある。

 また、パスコードロックの脆弱性では、端末に物理的にアクセスできる人物が、パスコードを入力しなくてもPassbookパスにアクセスできてしまう恐れがあった。

 一方、バグ関連では、ソフトウェア・アップデートをワイヤレスでiPhone 5にインストールできない問題を解決したほか、キーボード上に横線が表示される問題、カメラフラッシュが消えなくなる問題、iPhoneでモバイルデータ通信ネットワークが使用できなくなる問題、Exchange会議に影響する問題などが修正されている。

 アップデートはiPhone 5、iPhone 4S、iPhone 4、iPhone 3GS、iPad(第3世代)、iPad 2、iPod touch(第4世代以降)が対象となる。

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