「GALAXY S III」が「iPhone 4S」を抜いてトップに(7〜9月期)──Strategy Analytics調べ

iPhone 5待ちの買い控えが続いた7〜9月期に、SamsungのGALAXY S IIIが機種別世界スマートフォン出荷台数で初めてトップに立った。

» 2012年11月09日 12時00分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米調査会社Strategy Analyticsが11月8日(現地時間)に発表した第3四半期(7〜9月)における世界でのスマートフォン出荷台数に関する調査結果によると、機種別で韓国Samsung Electronicsの「GALAXY S III」が米Appleの「iPhone 4S」を抜いて1位になった。同モデルがトップに立ったのは初めてのことという。

 Samsungは4日に、GALAXY S IIIの出荷台数が5月の発売から累計で3000万台を突破したと発表している。一方のiPhone 4Sが発売されたのは昨年の10月で、次世代モデル「iPhone 5」のうわさは今年の6月ごろから流れており、実際に発売された9月21日まで買い控えが続いていた。

 Strategy Analyticsによると、7〜9月期のGALAXY S IIIの出荷台数は1800万台でシェアは10.7%。2位になったiPhone 4Sの出荷台数は1620万台でシェアは9.7%だった。3位には同四半期終わりに発売のiPhone 5が早くも入っている。出荷台数は600万台でシェアは6%だ。

 10〜12月期にはiPhone 5がGALAXY S IIIから首位の座を奪還し、Appleはすぐに世界で最も人気のあるスマートフォンの称号を取り戻すだろうとStragety Analyticsはみている。

 strategy 2012年第2四半期と第3四半期の機種別世界スマートフォン出荷(資料:Strategy Analytics)

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