Microsoftは13年第1四半期にリリース予定の「Outlook 2013」で、Office 97〜Office 2007の3文字拡張子のファイルによるインポート/エクスポートをサポートしないと発表した。
米Microsoftは12月20日(現地時間)、2013年第1四半期に発売予定の「Office 2013」に含まれるメールソフト「Outlook 2013」で、「旧式でユーザー数が少ない」機能のサポートを終了すると発表した。
ファイルのインポート/エクスポート機能で、Office 97〜Office 2003のファイル形式である.doc/.xlsのサポートを終了。またOutlook ExpressのアーカイブとACT! Contactの管理ファイルのインポート/エクスポート対応も終了する。
「Outlookはこれまで多くのファイル形式のインポート/エクスポートをサポートしてきたが、主流ではなくなったファイル形式もある」としてサポートを終了する。インポート/エクスポート機能でのサポート終了後も、従来形式のOffice文書を読むこと自体は可能だ。
また、Exchangeアカウントでメールを利用している場合、データのローカルの格納先として従来はPST(個人用フォルダファイル)を利用することも可能だったが、今後は、専用のOST(オフラインフォルダファイル)のみとなる。POP3やIMAPのアカウントのデータは従来通りPSTで保存される。
その他の変更点については公式ブログを参照されたい。
変更履歴:当初「Office 97〜Office 2007で作成した3文字拡張子のファイルをサポートしない」としていたところを「Office 97〜Office 2007で作成した3文字拡張子のファイルのインポート/エクスポートをサポートしない」と修正しました。[2012/12/21 17:00]
初出では「Outlookデータファイルに2種類あるファイル形式のうち、.pstがなくなり、.ostのみになる」とありましたが、修正しました。[2012/12/26 17:00]
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