「IT」が生み出す新たな価値で社会に貢献を――企業トップの年頭所感2013年始動(2/3 ページ)

» 2013年01月07日 15時56分 公開
[ITmedia]

SAPジャパン 安斎富太郎代表取締役社長

 社会全体が「真のリアルタイム」の時代に突入している。企業全体の状況をリアルタイムに把握し、最終顧客の要求にいち早く対応できる体制を整えることが今後の企業運営で不可欠である、と考える先進的な企業が増えている。今年は、さらに多くの企業が真のリアルタイム経営の持つ価値に着目し、イノベーションを起こされると考えている。私たちは、お客様のビジネスに革新を起こし、今までになかった斬新な方法により、真のリアルタイム経営の実現をご支援していく。

EMCジャパン 山野修代表取締役社長

 2013年、EMCジャパンは事業分野として「ITトランスフォーメーション」「ビッグデータ」「トラスト」の3つを強化する。仮想化とクラウドサービスの普及、ビッグデータ分析の必要性の高まりで、インフラストラクチャ、バックアップ・リカバリ、セキュリティの全てのIT基盤においての変革が求められている。企業にとって2013年は、より成熟したIT環境への下地をつくる年となるだろう。変革をさらに進める支援をしていく年としたい。

シスコシステムズ 平井康文代表執行役員社長

 昨年5月に日本における創業20周年を迎え、まさに日本におけるインターネット発展の歴史そのものだった。しかしながら、現在、世の中に存在するあらゆるモノのうち、インターネットに接続されているのは1%に過ぎない。人、プロセス、データ、モノが相互につながれば、誰もが体験したことのない新しい価値が創造される。この全てをつなぐ世界の実現を通じて、お客様のビジネス変革や様々な社会的課題の解決に貢献していきたい。

日本ユニシス 黒川茂代表取締役社長

 市場では経済環境の緩やかな回復の兆しとともに、ICT投資の戦略性の強化とスピード感の加速が進み、企業と消費者との接点を強化するマーケティング分野や、環境にやさしい社会基盤再整備分野などでの需要が見込まれる。こうした市場の期待に応えるべく、お客様との「共創ビジネス」、競争力強化を支える「BPO」サービス、次世代社会基盤実現に貢献する「社会基盤ビジネス」など、新たな事業領域への挑戦を進め、持続的な成長軌道を築いていきたい。

日本テラデータ 吉川幸彦代表取締役社長

 昨年は、欧米で先行したビッグデータ活用の検討や利用が日本の先進企業でも進み始め、従来にも増してデータ活用の重要性を身近に感じた一年。本年は、資産であるデータを最大限に活用し、分析した結果を経営上の施策に生かすサイクルをさらにスピーディーに回すことが求められるだろう。ビッグデータと従来のデータウェアハウス内に保持するデータを有機的に連携させ、効率良く総合的に、しかも容易に分析できるよう、一元化されたデータ分析環境を提供していく。

レッドハット 廣川裕司代表取締役社長

 2013年は創設20周年目となる。この節目にレッドハットは、日本のIT業界を元気にし、経済・景気回復へのさらなる貢献に真っ向から立ち向かっていきたい特に注力したいのは日本の全ての官公庁・企業において「徹底的なコスト削減」と「攻めの経営」を実現するソリューションの提供。「ITコストの抜本的削減」や事業効率の向上はもとより、世界標準のソフトウェアで事業成長・拡大などを狙う「攻めの経営」へ貢献ができるべく、より一層の努力をしていきたい。

シマンテック 河村浩明代表取締役社長

 2013年、シマンテックは引き続き日本への投資を続け、グローバル企業の強みを生かしつつ、より一層日本市場に根差した企業活動を行うことで、お客様の情報における安全を保護していく。日本のお客様の固有ニーズをくみ取り、「サービス」「人材育成」「製品開発」の3つの側面からセキュリティや情報保護に関する強いご要望に応える。

アビームコンサルティング 岩澤俊典代表取締役社長

 2013年は、「グローバル経営」「顧客接点」「稼ぐIT」のキーワードがますます重要になる。グローバルで事業展開している企業にとって、経営情報の可視化は不可欠な条件。先進企業は顧客経験価値マネジメントという視点での営業やマーケティングの取り組みを続ける。ITもそのものがビジネスの中核を担うようになった。アビームコンサルティングは、日本企業の競争優位を実現し、期待を超える成果を生み出すサービスの充実、拡大を図っていく。

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