iOS最新版の6.1.3をインストールしたiPhoneでパスコードロックが回避できてしまう問題が報告された。
米AppleのiPhoneでパスコードロックを回避できてしまう問題が新たに報告された。iOSは3月19日にリリースされた更新版の「iOS 6.1.3」でもパスコードロック回避の脆弱性が修正されたばかり。今回見つかったのはこれとは別の問題で、まだ修正されていないという。
セキュリティ企業のSophosが3月21日に公開したブログによると、この問題を発見した人物は、iOS 6.1.3をインストールしたiPhoneでパスコードロックが回避できることを実証した動画を公開。ロックがかけられた端末でフォトギャラリーを参照したり、電話番号をダイヤルしたりして見せている。
ただ、端末の操作にはiPhoneの音声ダイヤル機能を利用していることから、パスコードロックの設定画面で「音声ダイヤル」をオフにしておけば、この問題は回避できるという。なお、音声アシスタントのSiriを使っている場合、音声ダイヤルは自動的に無効になっているという。
パスコードロックの設定画面を開くには、iPhoneの「設定」から「一般」「パスコードロック」を選択する。
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