この攻撃でインストールされるマルウェアの中には、感染マシンのCPUを使用して、犯罪目的のBitcoin生成に加担させる機能を持つものもあるという。
Skypeでメッセージを送りつけて悪質なリンクをクリックさせ、仮想通貨Bitcoinの不正な生成に加担させるマルウェアなどに感染させる手口が急浮上しているという。ロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labが4月4日のブログで伝えた。
それによると、Skypeを使って英語やスペイン語で「この写真を見たら眠れなくなると思う」「私が好きなあなたの写真です」といった内容のメッセージを大量に送りつけ、短縮URLのリンクをクリックさせる手口が横行。ユーザーがだまされてリンクをクリックすると、さまざまなマルウェアに感染するという。
この不正なリンクのクリック数は4月4日の時点で激増しており、ウイルス対策ソフトによる検出率は低いという。
このうちスペイン語のメッセージを使った攻撃でインストールされるマルウェアの中には、感染マシンのCPUを使用して、犯罪目的のBitcoin生成に加担させる機能を持つものも見つかったとKasperskyは報告。もしも自分のマシンのCPUが使い尽くされるような状態になったら、このマルウェアに感染している可能性もあると指摘している。
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