AppleがMac向けのJava更新版公開、SafariにはJavaプラグイン管理の新機能

Java 6はバージョン1.6.0_45に更新し、複数の脆弱性に対処。Safariの最新版では、Javaプラグインを有効にするかどうかをWebサイトごとに設定できるようになった。

» 2013年04月18日 07時16分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Appleは4月16日、OracleのJavaアップデートに合わせて、Mac OS X Snow Leopard(10.6)とOS X Lion(10.7)、Mountain Lion(10.8)向けのJavaアップデートを公開した。また、Webブラウザ「Safari」の最新版となるSafari 6.0.4/5.1.9もMac向けに同日公開された。

 Appleのセキュリティ情報によると、「Java for OS X 2013-003」と「Mac OS X v10.6 Update 15」では、Java 6をバージョン1.6.0_43から1.6.0_45に更新し、複数の脆弱性に対処した。このアップデートはMac OS X v10.6.8と、OS X Lion v10.7以降およびOS X Mountain Lion v10.8以降が対象となる。

 なお、LionとMountain Lionで利用できるJava 7の更新版は、Oracleから直接提供されている。

 一方、Safariの最新版となる6.0.4と5.1.9では、Java Webプラグインを有効にするかどうかをWebサイトごとに設定できるようになった。Java Webプラグインが必要なWebサイトを最初に閲覧したときに、そのサイトでJavaアプレットの読み込みを許可するかどうか確認を促すメッセージを表示する。

 Javaプラグインの扱いについては、Safariのセキュリティ設定画面で各Webサイトごとに、「Ask Before Using(使用前に確認)」「Block Always(常にブロック)」「Allow(インストールされたJavaのバージョンに既知の深刻なセキュリティ問題が存在しない限り実行を許可)」「Allow Always(Safariの介入なしに常に許可)」の4段階の設定ができる。

 また、Safari 6.0.4ではWebKitに存在する1件の深刻な脆弱性に対処した。この脆弱性がSnow Leopard向けのSafari 5.1.9でも修正されたのかどうかは明記していない。

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