「iTunes 11.0.3」がMacとWindows向けにリリースされた。特にWindows版では深刻な脆弱性が多数修正されている
米Appleは5月16日、iTunesのセキュリティアップデートとなる「iTunes 11.0.3」をMacとWindows向けにリリースした。特にWindows版では深刻な脆弱性が多数修正されている。
同社のセキュリティ情報によると、iTunes 11.0.3はMac OS X v10.6.8以降のバージョンと、Windows 7/Vista/XP SP2以降のバージョンに対応する。
修正された脆弱性のうち1件は、Mac版とWindows版の両方に共通する。HTTPSサーバ証明書の確認方法に問題があり、ネットワーク上の攻撃者が不正な証明書を使って、重要情報を流出させる恐れがあった。
残る脆弱性はすべてWindows版のみに存在するという。そのうち大半は、WebKitに存在するメモリ破損の脆弱性が占める。また、iTunes Storeの閲覧中に中間者攻撃を仕掛けられる問題では、アプリケーションが突然終了したり、任意のコードを実行されたりする恐れがあった。
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