統合型メインフレーム管理製品群「CA Chorus」を強化 CA

CA Technologiesは、統合型メインフレーム管理製品群の構成製品である「CA Chorus Infrastructure Management for Networks and Systems」を発売した。

» 2013年08月01日 15時28分 公開
[ITmedia]

 CA Technologiesは8月1日、統合型メインフレーム管理製品群「CA Chorus」の一構成製品として「CA Chorus Infrastructure Management for Networks and Systems」を日本市場に投入することを発表した。これによりユーザーはインフラストラクチャ管理の簡略化を図ることができ、IT運用管理者の生産性を向上できるようになるという。また併せて、DB2およびIMSのパフォーマンスを改善する「CA Database Management for DB2」と、「CA Database Management for IMS」の最新版も発表した。

 CA Chorusは、DB2データベース、セキュリティ、ストレージ、ワークロード、パフォーマンス、システム、およびオペレーションの7つの管理を提供するコンセプトで設計されたメインフレーム管理製品群。今回、新たに日本市場に投入されたCA Chorus Infrastructure Management for Networks and Systemsを利用することで、システムやネットワーク、およびDB2 for z/OSのパフォーマンス管理アプリケーションを単一の分かりやすいインタフェースに統合できる。同製品は、(1)ネットワークとシステムの管理の簡略化と合理化、(2)問題の予測・検知、迅速な解決によるIT管理者の生産性向上、(3)中断の低減、システムの可用性の向上による顧客満足度の向上、を主な特長としている。

 CA Chorus Infrastructure Management for Networks and Systemsと既存の「CA Chorus for DB2 Database Management」、「CA Chorus for Security and Compliance Management」、「CA Mainframe Chorus for Storage Management」の管理機能を統合することで、障害発生時に、データベースに問題があるのか、ストレージに問題があるのか迅速に把握できる。セキュリティ面からも違反や権限不備などを確認することが可能で、実際に必要な対処をCA Chorusの各管理機能から実施できる。

 従来、システムで問題が発生した際には、まず単一製品の画面を立ち上げて確認し、さらに次の製品画面を立ち上げて、と製品を渡り歩かなければ行うことができなかった問題解決や管理操作に対して、メインフレーム管理・操作の単一ポイントとしてCA Chorusを使用することで、顧客は、ユーザーエクスペリエンスの向上、ITスタッフの作業効率向上、運用コストの削減を実現するとしている。

 また、新たに発表されたソリューション「CA Database Management for DB2 Version 17」は、IBMのデータベース製品「DB2 10」の利用を強化し、「CA Database Management for IMS Version16」は、データベース管理製品「IBM IMS 13」へのサポートを拡大している。

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