例えばフィットネスアプリにFacebookアカウントでログインすると、ニュースフィードに毎日の走行距離が表示されたりするが、アプリによってはこれをスキップしつつログインできるようになった。
米Facebookは8月22日(現地時間)、Facebookのアカウントでサードパーティー製アプリにログインする機能「Facebook Login(旧Facebook Connect)」を改善したと発表した。
Facebook Loginを使うユーザーにとってのメリットの1つは、新しいアカウントとパスワードを作ることなく、数ステップでアプリを使えることだ。一方、サードパーティーアプリの開発者側にとってのメリットは、ユーザーがFacebookに提供している個人情報へのアクセス獲得とFacebook上でのプレゼンスの機会だ。だが、ユーザーによってはアプリ側のアクティビティが逐一Facebookのタイムラインとニュースフィードに表示されることを望まない。
今回の改善で、アプリによる個人データへのアクセスを承認するステップと、アプリでのアクティビティをFacebookで表示することを承認するステップが分かれた。アプリによってはFacebookにアクティビティを表示することを拒否してもFacebookアカウントでのログインができるものもある。
例えば、フィットネスアプリで毎朝の走行距離を公開したくない場合や、音楽アプリで聞いている曲名を表示したくない場合などに便利だろう。この設定は、後から変更することも可能だ。
Facebookによると、Facebook Loginでのアプリへのログイン回数は、1カ月当たり8億5000万回以上という。
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