2009年にTwitter入りし、アラブの春でのユーザーの表現の自由のために尽力し、透明性レポートの立ち上げにも従事した法律顧問のアレクサンダー・マクギリブレイ氏が退社する。
米Twitterで2009年から法務顧問を務めてきたアレクサンダー・マクギリブレイ氏が退社する。同氏が自身のTwitterアカウント(@amac)で8月30日(現地時間)にツイートした。
後任は、マクギリブレイ氏の部下で法務部長のビジャヤ・ガッデ氏。同氏はマクギリブレイ氏が大手法律事務所Wilson Sonsini Goodrich & Rosatiに所属していたころの同僚でもある。マクギリブレイ氏は、当面はアドバイザーとして同社に留まるという。
マクギリブレイ氏は2011年の“アラブの春”ではTwitterの共同創業者であるビズ・ストーン氏とともに、紛争地域での表現の自由を守るために尽力した。また、米Googleと同様の個人データに関する透明性レポートの立ち上げにも従事した。マクギリブレイ氏はTwitterに入る前は、Googleの企業内弁護士を務めた。
マクギリブレイ氏は退社の理由を明示していないが、米AllThingsDはこの件に詳しい筋の話として、同氏はTwitterの株式公開プロセスが始まる前に退社する予定でいたと伝えてた。また、別の情報源の話として、同氏は現在のCEOであるディック・コストロ氏としばしば対立することがあったとしている。
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