Kodak、破産脱却し、企業向けイメージング企業として再出発

2012年に破産法適用を申請したKodakが、消費者向け事業の売却や終了を経て、デジタルプリンティングやタッチスクリーンセンサーにフォーカスするイメージング企業として再生する。

» 2013年09月04日 11時07分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Kodakは9月3日(現地時間)、米連邦破産法11条(チャプターイレブン)の適用から脱却したと発表した。企業向けイメージング企業として再出発する。

 新生Kodakは、企業向けプリント技術、モバイル端末用タッチスクリーンセンサー、プリント基板技術などの事業に集中する。

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 1892年創業のKodakは世界初のロールフィルムを開発し、1975年には世界で初めてデジタルカメラを開発した。だが、デジタル化の波に乗り遅れて業績が低迷し、2012年1月に破産法の適用を申請した。

 その後、デジタルカメラ、プリンター、フィルムなど、一般向け事業から撤退し、保有する特許ポートフォリオを売却するなどして再建に取り組み、8月に裁判所から再建計画の承認を得た。

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