デジタルアーツ、場所やデバイスに依存しないWebフィルタリングサービスを開始

デジタルアーツは、マルチデバイスに対応した法人向けクラウド型のWebフィルタリングサービス「i-FILTER ブラウザー&クラウド」を提供開始する。

» 2013年09月09日 16時52分 公開
[ITmedia]

 デジタルアーツは9月9日、法人向けのクラウド型Webフィルタリングサービス「i-FILTER ブラウザー」の名称を「i-FILTER ブラウザー&クラウド」に変更し、マルチデバイス環境のBYOD対策を兼ね備えたサービスとして強化した。同サービスは9日からWindows向けに、9月下旬よりiOS端末およびAndroid端末用アプリケーションとして提供される。

 今回のサービス強化により、同社では「安全なWebアクセスの確保」と「私的な利用の抑制」を実現するWebフィルタリングサービスとして提供する。iOS、Androidに加えてWindows端末にも対応したことで、社内に専用サーバを設置しないという企業や、各拠点から直接インターネットに接続している企業では同サービスを利用することで、低コストに社内PCのセキュリティ対策を実現できるとしている。

 また、サービスでは情報漏えい対策を強化し、クライアント証明書が必要なWebサイトへのアクセスを可能にした。これにより、会社支給の携帯端末だけではなく、従業員の私物の携帯端末を業務で利用するBYODにも対応可能になるため、企業の許可のない状態でさまざまなインターネット接続端末やITサービスを業務に活用してしまう「シャドーIT」の対策にも有効だという。

サービスの利用イメージ

 従業員が私物の携帯端末を利用する場合、まずプライベートでは使い慣れた標準ブラウザでユーザーの利便性を確保する。社内システムへアクセスする場合は「i-FILTER ブラウザー&クラウド」に限定してクライアント証明書を利用すれば、社外からのアクセスでの安全性を高められる。端末にデータを残さない設定を併用すると、万が一端末を紛失しても、情報漏洩のリスクを最小限に抑えることが可能だとしている。

 サービスの利用価格は5ユーザー時で年間1万6500円(税別)から。

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