ブランドコンサルティング企業Interbrandが2000年から実施している「Best Global Brands」ランキングで、13年間トップだったCoca-Colaを抜いて、Appleが初めて首位に立った。2位はGoogleで、最も成長率が高かったのはFacebookだった。
英ブランドコンサルティング企業Interbrandは9月30日(現地時間)、ブランド価値評価ランキング「Best Global Brands 2013」を発表した。今年で14回目になるこのランキングで、13回ずっとトップだった米Coca-Colaを抜き、米Appleが初めて首位に立った。
2位はこれも大きく伸びた米Googleで、Coca-Colaは3位だった。
このランキングは、世界規模で事業を展開する企業を対象に、ブランド価値を金額に換算してランク付けするもの(100位まで公表)。財務力、ブランドが購買意思決定に与える影響力、ブランドによる将来収益の確かさ、という観点からみたブランド価値を評価した結果という。
Appleは、2000年にこのランキングがスタートした時点からの常連で、2000年の順位は36位だった。今回のブランド価値は当時の約15倍の983億ドルという。Interbrandのジェズ・フランプトンCEOは発表文で、「Appleはその製品だけでなく、その精神をもってわれわれの生活を変えたまれな企業の1つだ。それが13年間ランキング1位に君臨したCoca-Colaに代わってAppleが首位に立った理由だ」と語った。
IT企業としては他に、4位に米IBM、5位に米Microsoft、8位に韓国Samsung Electronics、9位に米Intelがランクインしている。ブランド価値の増加率(前年比)が最も高かったのはランキング52位の米Facebookで増加率は43%、次はGoogleの34%。Appleは28%で4位、5位は米Amazon(ランキングは19位)で27%だった。
一方、かつてはカテゴリーリーダーだった米Yahoo!とカナダBlackBerryはランク外に落ち、フィンランドNokiaは前年比65%減の57位と、ランキング史上最も価値を落としたブランドとなった。
100位までのリストはこちらで閲覧できる。
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