日立、ビッグデータを活用したネットワーク最適化ソリューションを提供

日立製作所が、ビッグデータ技術を活用したネットワーク最適化ソリューション「TMS」を提供。同技術をネットワーク仮想化や広域SDN、M2Mの分野にも応用し、社会イノベーション事業全体を強化する。

» 2013年10月16日 16時58分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は10月16日、ビッグデータ技術の活用でネットワーク管理を支援するソリューション「Traffic Management Solutions」(TMS)の提供を始めた。ネットワークトラフィックを大量データ処理基盤によってリアルタイムで計測、分析し、最適な制御を実現するという。

 具体的には、バーストトラフィックが発生している時間や場所をリアルタイム検知して制御する。パケット検査技術を用いたリアルタイム計測や、大量データ高速分析技術の活用で、これまで分単位で行っていた制御を秒単位に短縮するという。このほか、バースト時のピークトラフィックを抑制する技術も備え、ピーク時に備えた通信設備コストの低減にもつながるとしている。

photo TMSの概要(出典:日立製作所)

 日立は同ソリューションを通信事業者向けに提供するほか、同技術を応用したネットワーク機能仮想化ソリューションや広域SDN(Software Defined Network)連携ソリューション、M2M(Machine to Machine)トラフィックソリューションも提供する。これにより、同社が展開している社会イノベーション事業全体を強化するとしている。

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