もう一つ重要なのは、2014年の4月にはWindows XPのサポート終了と同時に、Office 2003のサポートも終了することだ。
Office 2003をプラットフォームとして、マクロやプラグインでカスタム アプリケーションを構築している場合も多くある。例えば、Accessのデータベースで顧客管理を行い、発注書をWordで発行して、FAXで送信したり、Outlookを使ってメールしたりするような業務ソフトなどがある。この場合、ベースとなるOffice 2003がサポート切れを起こすため、大きな問題となるだろう。
Windows XPやOffice 2003ベースのカスタムアプリケーションが新しい環境で動作しないと決めつけず、一度は試してみるべきだ。もちろん開発元があり、新しいプラットフォームに対応してくれるなら、コストと相談して対応作業をすべきだろう。
開発元が無くなっていたり、ソースコードやドキュメントが無い場合は、ダメ元でWindows 8.1/Windows 7、Office 2013/Office 2010の環境で試してみる。カスタムアプリケーションのサポートということでは範囲外になるが、元々開発元が無くなってしまっていたりするのだから仕方ない。ただ、Windows 8.1やWindows 7、Office 2013やOffice 2010で動作しても、“ラッキー”と思うべきで、若干期間を延命しているに過ぎない。延命期間の間に、根本的な対応策を打つべきだろう。
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