2010年から3億台の水準を保ってきた世界におけるPC出荷台数が、経済成長の停滞やタブレットやスマートフォンの普及に押され、2014年には2億9590万台になると予測した。
米調査会社IDCは3月4日(現地時間)、世界におけるPCの出荷台数が前年比6.1%減少し、2010年から続いた3億台の水準を切る(2億9590万台)という予測を発表した。
2013年の出荷台数は前年比9.8%減と過去最大の落ち込みで、3億1510万台だった。ピークは2011年の3億6400万台。
昨年5月の予測では、IDCは2014年の総出荷台数を3億1800万台としていた。予測を下方修正した理由として、新興国市場での経済成長の停滞やタブレットやモバイル端末からのプレッシャーなどを挙げている。また、先進国市場でもWindows XPのサポート終了に対応するための買い替え需要が一段落するとしている。
今後も2018年まで出荷台数は前年比1%以下の割合で減少していき、2018年には2億9100万台になるとIDCはみている。
地域 | 2013年 | 2014年(予測) | 2018年(予測) |
---|---|---|---|
新興国市場 | 181.9 | 167.7 | 171.7 |
先進国市場 | 133.3 | 128.2 | 120.0 |
合計 | 315.1 | 295.9 | 291.7 |
(資料:IDC) |
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