世界でのタブレットの出荷台数は、2015年にはPCの出荷台数を超える──。米調査会社IDCは5月28日(現地時間)、このような予測を発表した。
2013年の出荷台数は2012年の1億4450万台から58.7%増加し、2億2930万台になる見込み。IDCは、タブレットの出荷台数は年内にノートPCを超え、2015年にはPC全体(ノートPCおよびデスクトップPC)をも超え、3億3200万台になると予測する。
同社は、2013年の世界PC出荷台数を前年比7.8%減の3億3340万台と、2015年の出荷台数を3億2300万台と予測する。同社が4月に発表した2013年第1四半期(1〜3月)の世界PC出荷台数は13.9%減の7630万台で、減少率は過去最大だった。
PCは今後も特にビジネスでは重要な役割を果たすが、多くの消費者にとって、タブレットはPCに代わるシンプルでエレガントなソリューションになるとIDCはみている。
タブレット市場は米AppleのiPadが中心となってきたが、Android搭載の低価格タブレットが増加してきており、2013年のタブレットのASP(平均小売価格)は前年より10.8%下がり、381ドルになる。また、ディスプレイサイズもiPadの9.7インチを中心とした8インチ以上のモデルより、8インチ以下のモデルが増加しており、2013年には8インチ以下のタブレットが市場の55%を占めるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR