最新版の「Chrome 33.0.1750.149」では7件の脆弱性を修正したほか、Flash Playerを最新バージョンに更新した。
米Googleは3月11日、Webブラウザ安定版「Chrome 33」のアップデートをWindows、Mac、Linux向けに公開し、複数の深刻な脆弱性に対処した。
同社のブログによると、最新版の「Chrome 33.0.1750.149」では7件の脆弱性を修正したほか、Flash PlayerをAdobe Systemsが同日公開した最新バージョンの12.0.0.77に更新した。
Chromeに見つかった脆弱性のうち、「音声機能における解放後使用」「イベントにおけるUXSS」「Webデータベースの解放後使用」などの問題は危険度が上から2番目の「高」と評価され、情報を寄せた外部の研究者には1000〜4000ドルの賞金が贈呈された。
また、Google社内でも、Webソケットの解放後使用が原因でサンドボックスから脱出される恐れのある脆弱性などが発見されている。
セキュリティ問題のほかにも、クラッシュを引き起こす問題など多数のバグが修正された。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.