NEC、SDN対応の共通基盤向け統合型システムを発売

仮想化環境の統合やクラウド基盤が構築可能な「Cloud Platform Suite」をSDN(Software-Defined Networking)に対応させた。

» 2014年04月11日 14時39分 公開
[ITmedia]
NEC Cloud Platform Suite R4

 NECは4月11日、統合型システム製品の最新モデルとなる「NEC Cloud Platform Suite R4(CPS)」を発表した。SDN対応や適用規模の拡張などを図っている。

 CPSは、事前にハードウェアやソフトウェアを最適な構成で設計・構築・検証しているシステム基盤向けの統合型システム。仮想化共通基盤を短期構築でき、増設や拡張も容易なのが特徴という。

 CPS R4ではラックマウントサーバ1台から仮想化共通基盤を利用できる「ベーシックパッケージ」が追加されたほか、SDNスイッチをL2スイッチとして標準搭載した「SDN対応セット」を全モデルで提供する。SDNコントローラと連携して、将来のシステム規模の拡大に伴うネットワーク環境の整備が容易になる。

 また、ITの専任者がいないという中堅企業向けに「ベーシックパッケージ 追加構築セット」を追加した。初期の構築内容に加え、仮想サーバのバックアップ設定などのサービスもNECが行うほか、仮想化基盤の日常的な監視手順、仮想サーバの運用操作手順、バックアップ/リストア手順など運用手順マニュアルをセットで提供する。

 製品価格(税別)は、Cloud Platform Suite ベーシックパッケージ R4が890万円から、同SDN対応セット/同追加構築セットがそれぞれ1090万円からなど。

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