NEC、国内データセンターから提供するIaaSをスタート

1月に開設した「NEC神奈川データセンター」から提供する「NEC Cloud IaaS」サービスをスタートする。

» 2014年04月25日 14時55分 公開
[ITmedia]

 NECは4月25日、クラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」を28日から開始すると発表した。新サービスは同社が1月に開設した「NEC神奈川データセンター」から提供される。

 NEC Cloud IaaSは、OpenStackをベースにさまざまなオープンソースソフトウェアを全面的に採用し、NECのデータセンター専用ハードウェアで運用するのが特徴。国内トップクラスのコストパフォーマンスを実現したという「NEC Cloud IaaS(スタンダード:STD)」と、基幹業務で求められる高性能・高信頼を実現した「NEC Cloud IaaS(ハイアベイラビリティ:HA)」の2種類のメニューを用意している。

NEC Cloud IaaSの全体像

 さらに、両メニューを組み合わせての利用や、性能や可用性の向上を目的に複数の仮想サーバを異なる物理サーバへ配置しての利用もできる。仮想化せずに物理サーバのまま利用可能なサービスや、複数のサーバを筐体単位で占有可能なサービスも提供する予定だ。

 新サービスの利用時におけるシステム構成の設計パターン集をWeb上で公開しており、容易で迅速なシステム構成を検討できるほか、性能評価シミュレーションに基づいてシステム構成の作成を自動化したり、リソースの調達、運用管理機能との連携も可能。オンプレミスとその他のクラウド基盤サービスの統合運用管理もできるセルフサービスポータル機能も提供する。

 最小構成における税別利用価格は、STDが月額6700円から、HAが同1万900円からとなる。

サービスメニューのラインアップ

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