IDCによると、2014年第1四半期のPC出荷は過去最高を記録。主要メーカーの動向を取りまとめている。
IDC Japanは5月21日、2014年第1四半期の国内PC出荷実績値を発表した。出荷台数は前年同期比32.8%増の547万台で、四半期ベースでは同社調査として過去最高になった。
同社によれば、この要因はWindows XPのサポート終了と消費増税に伴う駆け込み需要とのこと。家庭向けは16.9%増の190万台に達し、8期ぶりに増加に転じた。
シェア上位のベンダー5社の動向は、HPが53.9%増(ビジネス向け55.6%増、家庭向け41.5%増)、富士通が53.3%増(ビジネス向け57.4%増、家庭向け41.5%増)と大きく成長。NECレノボグループも34.7%増(ビジネス向け39.8%増、家庭向け25.9%増)と健闘した。
デルは49.5%増(ビジネス向け45.2%増、家庭向け75.8%増)だったが、IDCは「輸送手配が順調であればさらに出荷を伸ばすことができた可能性がある」と指摘。東芝は18.8%増(ビジネス向け13.6%増、家庭向け13.9%増)で、「ビジネス市場のデスクトップ需要を十分捉えることができなかった」(IDC)という。
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