日本IBM、ASEAN進出企業を支援する拠点開設

「グローバル・ビジネス戦略室」をシンガポールとバンコクに設置し、金融や製造向けのサービスを提供する。

» 2014年07月14日 15時24分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは7月14日、東南アジア市場への進出やビジネス拡充を進める企業を支援する「グローバル・ビジネス戦略室」をシンガポールとバンコクに開設したと発表した。金融や製造向けのサービスを提供する。

 グローバル・ビジネス戦略室は、ASEANにおける日本IBMの拠点となるもので、現地に日本人が常駐し、地域特有の商習慣や規制などに対応しながら、企業のグローバル戦略を支援するソリューションの提供やシステムの構築を行うという。

 拠点ではシンガポールが金融向け、バンコクが製造向けの支援サービスを提供。金融向けサービスでは(1)決済ハブを用いたトランザクションバンキングの高度化、(2)先進的モバイルチャネルの活用と高度化、(3)M&AにおけるITシステムのガバナンスモデルの確立と展開――を提供する。

 製造向けでは(1)販売拠点の拡大や新工場設立などに即応するためのグローバル戦略に基づいた基幹システムの構築、(2)コスト最適化と品質向上を図るための市場/品質/生産ビッグデータの分析、(3)急拡大する販売現場で他社との差別化を進めるための個客管理に基づくサービスの展開支援――を行う。

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