GoogleのWebブラウザ「Chrome」がバージョン36になり、26件の脆弱性に対処した他、デスクトップ版ではリッチ通知とシークレットウィンドウのデザインが変わり、Android版では「新しいタブ」にDoodleが復活する。
米Googleは7月16日(現地時間)、Webブラウザ安定版の最新バージョンとなる「Chrome 36」(バージョン36.0.1985.125)をWindows、Mac、Linux向けに公開した。同日、Android版Chrome 36(バージョン36.0.1985.122)も公開した。Android版は向こう数日中に“ローリングアウト”する見込みだ。
「リッチ通知」のデザインが変更され、ややフラットなデザインになった。
「お知らせ」をオフにできるようになった。Windowsではシステムトレイの[カスタマイズ]をクリックしてリストから「Google Chrome お知らせ」の設定を「アイコンと通知を非表示にする」にする。これでアイコンがシステムトレイのオーバーフロー領域に移動する。Macでは、メニューバーで[Chrome]をクリックし、プルダウンメニューから「通知アイコンを表示しない」を選ぶ。
また、シークレットウィンドウを開いたときに通知のデザインが変更になった。
この他、ブラウザがクラッシュした際にリカバリのためのフキダシが表示されるようになり、安定性や性能を改善するための多数の変更が行われた。Linux版にもChrome App Launcherが追加された。
モバイルに最適化されていないWebページを開いた場合のテキストレンダリングの向上と、「新しいタブ」ページにDoodleが表示されるようになったことが主な変更だ。こちらも多数のバグフィックスと性能強化が行われたとしている。
セキュリティ関連では、計26件の脆弱性に対処した。
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