レッドハット、OpenStack商用版を更新 Icehouseベースに

OpenStackの最新リリースによる機能に加え、サポートライフサイクルの3年間延長などの新施策も開始する。

» 2014年07月23日 13時01分 公開
[ITmedia]

 レッドハットは7月23日、オープンソースのクラウド基盤ソフトウェア「OpenStack」の最新ディストリビューションとなる「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform(RHELOP) 5」の提供を開始した。4月にリリースされたOpenStack最新版の「Icehouse」をベースにしている。

 RHELOPは、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)を仮想サーバに用いるOpenStackの商用版製品。最新版ではRHEL 7に対応するとともに、サポートライフサイクルを3年間に延長している。

 VMware対応が強化され、vSphereやESXiのリソースをOpenStackのコンピュート(Nova)ノード用の仮想化ドライバとして使用することで、OpenStackのダッシュボード(Horizon)から統合的な管理ができるようになった。ネットワーク(Neutron)用のVMware NSXプラグインと、ブロックストレージ(Cinder)用のVMDKプラグインをサポートする。

 また、データ処理サービス(Sahara)のテクノロジープレビューも提供する。HadoopとSaharaとの組み合わせにより、データドリブンなアプリケーションを短時間に作成して、ハイブリッドクラウド上に迅速に展開できるという。

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