米Googleは8月6日、デフォルトでのHTTPS接続を推進する一環として、WebサイトがHTTPSを使っているかどうかを検索ランキングに反映させると発表した。ユーザーがGoogleのサービスを通じてアクセスするWebサイトのセキュリティ強化を促す措置と説明している。
Googleは数カ月前から、WebサイトがHTTPSを使っているかどうかを検索ランキングアルゴリズムの要素として考慮する実験を行ってきたという。この実験結果を踏まえて、HTTPS対応の有無をランキングの要素として使用する措置を導入した。
当面の間は、この措置の影響を受けるのは世界の検索クエリーの1%未満にとどめ、「Web管理者がHTTPSに切り替える時間を与える」方針。比重もコンテンツの品質といった他の要素に比べて低く抑える。
しかし、Googleは全Webサイトに対してHTTPからHTTPSへの切り替えを促したい意向で、いずれこの措置を強化する可能性もあるとしている。
同社は今後、HTTPSの採用を促すためのベストプラクティスを公表するほか、既にHTTPSを使っているWebサイト向けには、セキュリティレベルや設定をチェックできるツールを提供している。
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