VMware連携強化、サーバ向け総合セキュリテイ対策の新バージョン「Deep Security 9.5」

トレンドマイクロが、総合サーバセキュリティ対策の新バージョン「Trend Micro Deep Security 9.5」を発表。VMware NSXプラットフォームといち早く連携を実現した。

» 2014年10月30日 21時02分 公開
[ITmedia]

 トレンドマイクロは10月30日、総合サーバセキュリティ対策製品の新バージョン「Trend Micro Deep Security(以下、Deep Security) 9.5」を発表。2015年1月7日より受注をはじめる。

photo 物理環境、仮想環境、クラウド環境、それぞれのサーバ環境に対応する

 Deep Securityは、サーバのセキュリティ対策に求められる脆弱性の対策、ファイアウォール、ファイルやレジストリなどの変更監視、セキュリテイログの監視、ウイルス対策といった対策機能を1ソリューションとして実装した総合セキュリティ対策製品。バージョン9.5では、新たにVMwareのネットワーク仮想化/セキュリティプラットフォーム VMware NSXと連携できるよう機能を追加。ネットワークの伸縮性、柔軟性に適応したセキュリティ構築を実現する。

photo Deep Security 9.5とVMware NSXの連携イメージ

 VMware NSXは、セキュリテイ対策を定義する範囲を各バーチャルマシン(VM)単位にまで最小化できる。Deep Security 9.5は、仮にサーバへ不正侵入されれもVMware NSXで定義される各VM内に被害を抑えることで、他VMへ被害拡散を防ぐ。IT管理者の工数がかかるデスクトップ仮想化(VDI)環境のウイルス感染処置も、ウイルスの検出とともに自動隔離し、対処後に元のセグメントへ戻すというような、VMware NSXと連携した自動化対策が可能となる。

 このほか、VMwareの仮想サーバ管理ツールvCenter Operations Management(VCOPS)とも連携できる。VMで検出したインシデント情報をVCOPS上で可視化でき、負荷状態の原因などを相関的に分析できる。VMware vCloud Air連携とも連携し、プライベート、パブリック、ハイブリッド、それぞれクラウドプラットフォーム向けのニーズにも応える。対応する。RedHat7、AIX7.1、Oracle Unbreakacble、CloudLinux、Debianなど、新たに対応OSも追加した。

photo ライセンスの詳細

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