ロシア検索最大手のYandexが、Chromiumベースでミニマルデザインの新ブラウザ「Yandex.Browser alpha version」をリリースした。
ロシア最大手の検索エンジン企業Yandexは11月27日(現地時間)、Webブラウザ「Yandex.Browser」の新バージョンのα版を公開した。WindowsおよびOS X版を特設ページからダウンロードできる。
Yandex.BrowserはChromiumベースなので、Chromeブラウザ用の拡張機能を利用できる。デフォルトの検索エンジンは当然ロシアの検索市場で圧倒的な首位にある同社の「Yandex Search」だが、他のエンジンに切り替えることも可能だ。なお、Yandex SearchはMozillaのFirefoxのロシア版でもデフォルト検索エンジンに選ばれた。
ツールバーのないミニマルなデザインで、起動画面にはユーザーがよく使うWebサイトのサムネイル(Tableau)が並ぶ。Webページをアプリととらえ、ツールバーなどを排したという。そのため、タブも画面下部に並ぶ。
Yandex Searchでの検索では、スマートボックスで検索語を入力すると、その下に候補がスニペットとして表示される。例えばGoogle.comを入力するとGoogle EarthやGoogle Videoを直接開けるボタンが表示されたり、「ロンドンの天気」と入力するとその場で天気予報が表示されたりする。
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