Googleからの100万ドルの寄付で、ニューヨーク公立図書館が1万台のモバイルWi-Fiルータと500台のChromebookを利用者に貸し出すプログラムを開始する。
ニューヨーク公立図書館は12月2日(現地時間)、米Googleからの100万ドル(約1億円)の寄付により、1万台のモバイルWi-Fiルータ貸出プログラムを開始すると発表した。一定の条件を満たすニューヨーク市民は、無料で半年〜1年間、図書館から端末を借りられる。通信費も無料だ。
自宅にWi-Fi環境がなく、図書館の学習プログラムに参加していることが条件。貸し出すのは、米Sprintの「NETGEAR Zing Mobile Hotspot」で、貸出期間中の通信費も図書館が負担する。
また、500台のChromebookの提供プログラムも開始する。図書館の「放課後プログラム」に参加する児童や十代の若者に貸し出す。
同図書館の調査によると、年収が2万5000ドル未満の世帯の65%は自宅にブロードバンド環境がないという。
Googleは2013年からニューヨーク州チェルシー地区南西部で無料Wi-Fi接続サービスを提供している。
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