米Googleは、「希少」品目をデジタル化してオンラインライブラリを構築するという米国議会図書館のプロジェクトに資金を供与する。
Googleは米国議会図書館の「World Digital Library」(WDL)プロジェクトに、民間として初めて300万ドルを寄付する。11月22日に両者が発表した。米国議会図書館ではほかの民間企業からも同プロジェクトのための寄付を募る。
現段階で米国議会図書館は、WDLの技術基盤構築のための計画を立案中。コンテンツは大部分が、直筆原稿など世界に1つしかない品目をデジタル化したものとなる。
Googleは図書館の蔵書検索をめぐって最近物議を醸している。Googleは自社の検索エンジンで検索できるようにする目的で、大手5図書館の蔵書を、著作権に保護された書籍も含めてデジタル化している。Authors Guildと米出版者協会(AAP)はそれぞれGoogleを相手取り、著作権侵害で提訴した。
米国議会図書館は、著作権が消滅していない作品をWDLに収録するに当たっては特別許可を求める方針。
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