ビジネスに手応え、IT各社のトップが掲げる“成長”へのメッセージ2015年展望(3/4 ページ)

» 2015年01月06日 11時30分 公開
[ITmedia]

NTTデータ 岩本敏男社長

 日本経済は国内消費の回復などにより、景況感は緩やかながらも引き続き向上していくと期待でき、戦略的IT投資に向けた活発な動きが加速していくと見込まれる。NTTデータとして、これを大きな事業成長の機会と捉え、グローバル7万5000人の持つ技術やノウハウを結集し、事業を通じて社会の変革と成長に貢献していきたい。

野村総合研究所 嶋本正社長

 NRIグループは創立50周年を迎える。「理想の姿を社会やお客様とともに考え、ともに変わる」「創業のDNAを大切にし、NRIグループの使命を全うする」という意味を込めた「変える意志、変わらぬ信念」というスローガンを掲げ、将来に思いを馳せつつ全員が心を一にし、これからの50年の成長を支えるためにしっかりと根を張っていく1年にしたい。

日本ユニシス 黒川茂社長

 新しいICTプラットフォームの利用拡大による消費者創発の新たな市場が次々と創出され、業種・業態の垣根を超えたサービス創造が活発化し、新たな時代の到来を実感している。新たな中期経営計画では「デジタルイノベーション」「ライフイノベーション」の2つのチャレンジを、「ビジネスICTプラットフォーム」の変革を実行することで高収益体質への変革を遂げ、次なる拡大・成長を目指す。

IT ホールディングス 前西規夫社長

 2014年は日本経済の本格回復には至らなかったが、日本のグローバル化に向けて政策が発表され、2015年は施行・実施される。ITHDグループとしても前向きに取り組みを始める年と考える。4月からは新中期経営計画がスタートし、グループの「連携・協業」を、“共に働く「協働」”“共に創る「協創」”へと発展させ、次のステージへと「Go Beyond」したい。

富士ゼロックス・山本忠人社長

 国内は企業の業績回復と設備投資の増加などで経済環境が上向き、海外ではアジア圏の重要度がさらに増し、成長が期待できる。ICT業界はクラウド、モバイル、ソーシャル、ビッグデータなどがますます重要になる。当社に強みでもあるドキュメントサービス&コミュニケーションの領域でグローバルなつながりも意識した新しいコミュニケーション環境を提案し、社会課題の解決に挑む絶好の機会と捉えている。

アビームコンサルティング 岩澤俊典社長

 流動的な経済環境を背景に、企業活動の今を把握しタイムリーな意思決定を支援する「グローバル経営基盤」は、今までよりも早いスピードでの構築を求められる。当社ではグローバリゼーションを進める日本企業を現地で直接支援すべくネットワーク拡大と拠点開設を行ってきた。2015年も引き続き日本企業の現地でのビジネスの拡大を支援すべく、拠点の拡大とサービス・人員の拡充を図る。

トレンドマイクロ・大三川彰彦副社長

 2015年は情報セキュリティが新次元へ変革する最初の年になるだろう。ビジネスや社会の真のデジタル化が加速することは、情報セキュリティリスクも加速度的に上がっていくことを意味する。「デジタル情報を安全に交換できる世界の実現」のビジョンのもと、最先端のセキュリティ技術を開発し、最適なソリューションを継続して提供していく。

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