日立グループと東京電力、エネルギー業界向けクラウドサービスで提携

日立グループ3社と東京電力は、エネルギー業界向けクラウドサービスの事業化に向けた業務提携に関する基本合意書を締結した。

» 2015年01月19日 15時01分 公開
[ITmedia]

 東京電力と日立製作所、日立システムズパワーサービス、日立システムズの4社は1月19日、エネルギー業界が対象のクラウドサービスの事業化に向けた業務提携に関する基本合意書を締結したと発表した。

 このクラウドサービスは「ePower Cloud」という名称で、発電実績管理、ばい煙排出量管理、メーターデータ管理、料金計算などの業務システムのほか、人事労務、経理などの経営管理システムを提供する。「ePower Cloud」の事業主体は日立システムズパワーサービス。同社は日立システムズ、日立、東京電力が2014年3月に設立した。「ePower Cloud」事業は、東京電力が電気事業者としてこれまで培ってきた知見・ノウハウを、日立および日立システムズがクラウドサービス基盤技術や監視技術、情報セキュリティ技術などを提供していく。

 今後は2015年3月のサービス開始に向け、4社間で事業の詳細部分を詰める。開始当初は国内事業者向けに展開するが、将来的には海外のエネルギー市場にも展開を図る予定だ。

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