Facebookはユーザーの自殺防止対策として、自殺の疑いがあるとの報告のあったユーザーに、プロのカウンセラーや友達に相談するよう勧めるメッセージを表示するようになる。
米Facebookは2月26日(現地時間)、自殺や自傷行為をほのめかすユーザーを助けるための取り組みの強化について発表した。
同社は2011年12月から、自殺の疑いのあるという報告のあったユーザーに対し、自殺防止ホットラインを年中無休で24時間運営しているNational Suicide Prevention Lifelineプロのカウンセラーとのチャットなどを勧めるメールを送信するといった自殺防止対策に取り組んできた。
新たな機能として、自殺の疑いがあるとの第三者からの報告があったユーザーがFacebookにログインすると、以下のようなメッセージが表示されるようになる。
このメッセージではプロのカウンセラーへの相談だけでなく、友達に相談するためのリンクや困難な状況に対処するためのTipsなどを紹介している。
また、自殺の疑いのあるユーザーを報告したそのユーザーの友達に対しても、その友達にメッセージを送ったりプロのカウンセラーを勧めるための支援を提供する。
こうした対策リソースは、医療専門家や研究者と協力して構築したという。
新しい自殺防止策は、まず米国で向こう2カ月中に“ローリングアウト”し、米国外でも拡大していく計画だ。
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