まるでオフィスにいるよう OKI、“超臨場感テレワークオフィス”公開

テレワークでも、“周囲の雰囲気を常に感じて、気になることがあれば同僚の様子を伺い、近付いて話しかける”という、オフィスと同じ感覚で働ける――。OKIが提案するのは、そんなシステムだ。

» 2015年07月16日 07時00分 公開
[ITmedia]

 テレワークでも、“周囲の雰囲気を常に感じて、気になることがあれば同僚の様子を伺い、近付いて話しかける”というように、オフィスと同じ感覚で働ける――。OKIが、そんな働き方の実現を目指す実験オフィスを公開することを明らかにした。実験オフィスの環境は、同社の「超臨場感テレワークシステム」を使って構築。7月21日から12月20日までの公開を予定している。

Photo 京都府の実験オフィスの様子

 超臨場感テレワークシステムは、OKIが開発した位置連動型メディア制御技術、エリア収音・音再生技術、双方向インタフェース技術を駆使したもの。コミュニケーション端末に表示される遠隔オフィスの俯かん映像を見ながら、簡単なクリック操作で離れた場所にいる同僚の様子をうかがったり、話しかけたりすることができる。オフィスで行われているコミュニケーションを、テレワークでも同じように行えるようにするのが狙いだ。

Photo 在宅ワーカーもオフィスを身近に感じながら仕事ができる

 OKIは、日常的に地方で仕事をするようなフルタイムテレワークが増えてきていることに着目しており、こうした働き方をする際に懸念される、周囲とのコミュニケーション不足による信頼感の低下や新たなアイデア創出機会の減少といった問題の解決に、「超臨場感テレワークシステム」が役立つとしている。

 埼玉県のセンターオフィス、京都府のサテライトオフィス、ホームオフィスを結ぶテレワーク実験オフィスを構築しており、実際のオフィス業務を対象にした実証実験を実施。サテライトオフィスの公開で、モニター評価を目的とした実証実験のパートナーや、応用展開を目的としたソリューションパートナーとの連携を目指す。

Photo 超臨場感テレワークシステムのシステム構成

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