Microsoftが、IoT(モノのインターネット)版Windows 10の正式版をリリースした。GitHubから無償でダウンロードできる。「Raspberry Pi 2」と「Minnowboard Max」で稼働する。
米Microsoftは8月10日(現地時間)、IoT(モノのインターネット)版Windows 10である「Windows 10 IoT Core」の正式版をリリースした。こちらのGitHubページから無償でダウンロードできる。
Microsoftは4月の年次開発者会議「Build 2015」でWindows 10 IoT Coreのプレビュー版を発表した。同OSは、英Raspberry Pi Foundationの超小型コンピュータ「Raspberry Pi 2」および米Intelの「Minnowboard Max」で稼働する。ディスプレイが付いていない端末でも利用できる。公式ブログでは、同OSで稼働するホッケーロボットの動画が公開された。
Windows 10 Iot Core搭載端末向けのアプリを開発するには、「Windows 10(ビルド10240)」と「Visual Studio 2015」が必要だ。
C++、C#、JavaScript、Visual Basic、Node.js、Pythonなどをサポートする。
プレビュー版との大きな違いは、Wi-FiとBluetoothをサポートしたこと。その他の機能についてはリリースノートを参照されたい。
Microsoftは同OSをIoT向け開発開始の障壁を低くし、実用的なツール開発も可能にする目的でリリースしたとして、様々なサンプルプロジェクトをHackster.IOで紹介している。
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