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「Windows 10」は7つのエディションに Microsoftが発表

» 2015年05月14日 07時31分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Microsoftは5月13日(現地時間)、今夏リリース予定の次期OS「Windows 10」のエディションを発表した。IoT(モノのインターネット)向けを含め、全部で7種類になる。

 コンシューマーの「Home」「Mobile」「Pro」、企業向けの「Enterprise」「Mobile Enterprise」、教育向け「Education」、IoT向け「IoT Core」になる。Proは一般および小規模企業向けという位置付けだ。

 Microsoftは具体的なリリースの日付や各エディションの価格はまだ発表していない。なお、現行のコンシューマー向けエディションのWindows 7以降のユーザーはWindows 10のリリース後1年間は無料でアップグレードできることは以前発表されている。

 各エディションの概要を表にまとめてみた。エディション名は例えば「Windows 10 Home」などとなるがWindows 10を略してある。

エディション 対象ユーザー 対象端末 概要
Home コンシューマー PC、タブレット 基本機能(CortanaContinuumEdgeWindows Helloなど)とアプリ+Xbox Liveのゲーム(Xbox OneユーザーはXbox Oneのゲームも)
Mobile コンシューマー スマートフォン、画面の小さいタブレット 基本機能とアプリ+スマートフォン向けContinuum
Pro コンシューマー+小規模企業 PC、タブレット Home+Windows Update for Business
Enterprise 企業 PC、タブレット Pro+セキュリティ、端末やアプリの管理機能。ボリュームライセンス
Education 教育機関 PC、タブレット Enterprise+教育機関向け機能。HomeおよびProからのアップグレードが可能
Mobile Enterprise 企業 スマートフォン、画面の小さいタブレット Mobile+Enterprise、ボリュームライセンス
IoT Core 低価格のゲートウェイなどのIoT

 HoloLensSurface Hub、Xbox Oneについてはどのエディションになるのか不明(独自エディションになるのかもしれない)。また、ATMやPOSなどのIoT向けには、別途EnterpriseおよびMobile EnterpriseのIoT版が用意されるという。

 win10a Windows 10はHoloLensやSurface Hubにも搭載される

 Microsoftは、今夏のWindows 10のリリースは“Windows as a service”の始まりにすぎず、今秋から企業向けのセキュリティや管理機能を含む多数のイノベーションを提供していくとしている。

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