簡単? めんどう? OS別面白ページをすぐ隣の人に伝える方法半径300メートルのIT(2/2 ページ)

» 2015年11月17日 07時30分 公開
[宮田健ITmedia]
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iPhone同士なら「AirDrop」でURLを渡せる

 次にiPhoneの場合。こちらはiOSの機能「AirDrop」でURLを渡すことができます。

 まず渡したいURLを、Safariで開きましょう。その状態で、一番下にあるメニューの真ん中、共有のボタンをタップすると、下記のようなメニューが開きます。

300mのIT 共有のボタンを押すと、一番上に「AirDrop」の表示が

 こちらでAirDropを「オン」にすると、すぐ近くにある「AirDropがオンになっているiPhone」を自動的に検索し、ここに名前が出てくるはずです。名前が出てきたら、その相手をタップすることで、いま見ているWebサイトのURLを送ることができます。

 ただし注意してほしいのは、Androidビームと違い「明示的に重ねる」必要が無いため、この機能をオンにしたままだと、見知らぬ人がURLを「共有」してくる可能性があります。そのため、AirDrop機能は普段はオフにしておく、もしくは連絡先に登録した知人のみ受け入れる、というようにしておくべきでしょう。

OSが異なる利用者には、やっぱりメールやLINE?

 しかしこれらは、同じOS同士でないと使えない機能です。自分がiPhoneで、相手がAndroidの場合は一帯どうすべきでしょうか……。ここはいまのところ、あまり良い解がありません。誰かメールアドレスを知っている人にメールで送るか、検索のキーワードを口頭で伝えて該当のページを探してもらうか……。

 とはいえ、この「Androidビーム」や「AirDrop」は、URLだけでなく写真やファイル、YouTubeのURL、そしてGoogleマップの場所なども送信が可能で、何かを送りたいときにはとても便利な機能です。昔のフィーチャーフォンの“赤外線通信”みたいな機能、もし仲間が集まったり、隣の人に何かを伝えたいときにささっと使えたら便利です。ぜひ、隣の人にこれらの機能を使って、驚かせてみてください。

著者紹介:宮田健(みやた・たけし)

デジタルの作法 『デジタルの作法』

元@ITの編集者としてセキュリティ分野を担当。現在はフリーライターとして、ITやエンターテインメント情報を追いかけている。自分の生活を変える新しいデジタルガジェットを求め、趣味と仕事を公私混同しつつ日々試行錯誤中。

筆者より:

2015年2月10日に本連載をまとめた書籍『デジタルの作法〜1億総スマホ時代のセキュリティ講座』が発売されました。

これまでの記事をスマートフォン、セキュリティ、ソーシャルメディア、クラウド&PCの4章に再構成し、新たに書き下ろしも追加しています。セキュリティに詳しくない“普通の方々”へ届くことを目的とした連載ですので、書籍の形になったのは個人的にも本当にありがたいことです。みなさんのご家族や知り合いのうち「ネットで記事を読まない方」に届けばうれしいです。


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