オバマ大統領、コンピュータ科学教育普及に向けた40億ドルの支援策を発表

バラク・オバマ米大統領は、「コンピュータ科学は今や読み、書き、算術と並ぶ必須の基本スキルである」として、すべての子どもたちにコンピュータ科学を学ばせるための支援策「Comupter Sience for All」を発表した。向こう3年間で40億ドルを投じたいとしている。

» 2016年02月01日 13時08分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 バラク・オバマ米大統領は1月30日(現地時間)、コンピュータ科学をK-12(日本の初等中等教育)学校教育の授業に組み込むための支援策「Comupter Sience for All」を発表した。向こう3年間で40億ドルを拠出する計画だ。

 オバマ大統領は定例のラジオ演説でこの計画を発表し、「今日の経済では、コンピュータ科学は読み、書き、算術に並ぶ基本スキルだ」と語った。すべての子どもに、将来仕事で必要になるスキル──コンピュータを操作するだけでなく、分析ツールを開発したりコーディングするスキル──を身に付けさせる必要があると主張した。

 同氏によると、現在コンピュータ科学の授業を設定している学校は全米校の4分の1で、22の州ではコンピュータ科学の授業を高校の卒業単位として認めていないという。

 obama 2014年にホワイトハウスで開催した「Hour of Code」イベントでのオバマ大統領

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