SAPが、Appleとの提携に続けて、Microsoftとのクラウドでの提携を発表した。Microsoft Azure上でのHANAの稼働をサポートし、Office 365とSAPのクラウドソリューションを連係させる。
米Microsoftと独SAPは5月17日(現地時間)、SAPの年次カンファレンス「SAPPHIRE NOW」において、広範な提携を発表した。
「Microsoft Azure」がSAPのインメモリデータベース「HANA」をサポートし、「Office 365」とSAPの「Concur」「SAP Fieldglass」「SAP Ariba」などのクラウドソリューションをシームレスに連係できるようにしていく計画だ。
SAPPHIRE NOWの基調講演では、従業員が人事ソリューション「SuccessFactors」に休暇を登録すると、それがOutlookの予定表にリアルタイムで反映され、ミーティングの予定が変更されるデモなどが行われた。
ナデラCEOは発表文で「Microsoftは、企業のデジタルな変革の支援に注力している。SAPと協力することで、Microsoftの企業向けコラボレーションツール、新しいデータ解析情報、大規模クラウドの新たなレベルでの統合を提供する」と語った。
SAPは今月初旬、米Appleとの提携も発表している。
基調講演でのSAPのビル・マクダーモットCEOとナデラ氏の対談は以下の録画の53分目くらいから、デモは70分目くらいから。
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