Facebookがフラグメント化したあらゆる環境で自社アプリを問題なく稼働させる目的で運営しているモバイルラボの画像を初公開した。32台の端末を自動稼働させる専用テストラックの設計をオープンソースで公開する計画だ。
米Facebookは7月13日(現地時間)、16億5000万人のユーザーに快適なアプリ体験を提供するためのモバイル端末ラボを初公開した。
Facebookのユーザーは世界中で様々な仕様の端末を使っている。同社は自社アプリを頻繁にアップデートするため、アップデートしてもすべてのユーザーが快適なFacebook体験を享受できるようにすることがラボの目的という。
このラボは同社のオレゴン州プラインビルのデータセンター内にあり、多様なバージョンのOSをインストールした多機種のモバイル端末(iPhoneおよびAndroid端末)2000台以上で各種公式アプリを自動稼働させている。
テストを自動化するために専用アプリ「ST-Scan」を開発した。また、現在は1台に32台のテスト端末をセットできる専用ラックを使っている。ラック上の端末のアプリをアップデートするためのPCあるいはMacとWi-Fiルータが組み込まれている。画面はカメラでモニターしており、アラートがあればチームメンバーはリモートで問題を確認できる。
同社はこの専用ラックの設計をオープンソースで公開する計画だ。将来的には現在の2倍の64台の端末を搭載できるようにするとしている。
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