LINEが日本での15日の株式公開に先駆けてニューヨーク証券取引所(NYSE)で上場した。ティッカーシンボルは「LN」。終値は公開価格を27%上回る41.58ドルと好調なスタートを切った。
LINEは7月14日(現地時間)、日本に先駆け米ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場した。ティッカーシンボルは「LN」。初値は公開価格の32.84ドルを大きく上回る42ドル(約4400円)で、一時44.49ドルまで上がり、終値は公開価格を27%上回る41.58ドルだった。
終値に基づく時価総額は約87億ドル(約9200億円)で、米Fortuneによると、2016年の米国における最大の株式公開になったという。アジアの企業としては、2014年のAlibabaの上場に次ぐ規模といえる。
同社は15日、東京証券取引所にも上場する予定だ。
日本では圧倒的人気があり、アジアを中心に約2億2000万人のユーザーを擁するLINEだが、世界におけるメッセージングアプリ市場でのシェアはまだ低い。NYSEへの上場により、知名度を上げる考えだ。
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