日本HPは、PCとライフサイクル管理を一元化して提供する「HP Device as a Service」をスタートさせた。PCのライフサイクルをトータルで管理することで、企業の負担を軽減するという。
日本HPは8月19日、PCを月額固定制の法人向けサービスとして提供する「HP Device as a Service(DaaS:デバイス・アズ・ア・サービス)」を開始した。
HP Device as a Serviceでは、PC本体と、導入の計画・設計から運用・廃棄までのライフサイクル管理を一元化して提供する。これにより、企業は最新のハードウェアを活用しながら、PC関連の総所有コストを計画的に管理でき、ハードウェアの管理やサポートなどの業務負担を軽減することが可能になるという。また、拡張性を備えているため組織の変更に合わせてPC環境を容易に調整できる上、従業員に最新のPC端末を提供することで生産性の向上に貢献するとしている。
ライフサイクルに関するサービスの主な内容は以下の通り。
これらライフサイクルの各ステージについて、顧客ごとに最適化されたサービスとサポートを提供する。
PC本体とライフサイクル管理全般を月額固定制の単一の契約として提供することで、企業にとって年間コストの予測が可能になり、ビジネス成長に必要なプロジェクトに予算を柔軟に振り向けられるようになるメリットがあるとしている。
なお、HP Device as a Service管理下のPC環境におけるデバイスは日本HP製だけに限らず、他社製(Windows、Android、iPhone/iPad、Macなど)にも対応し、デバイスごとのサービスを取りそろえているとのこと。
このようなIT機器のライフサイクル管理を含むサービスは、IT資産の導入や保守・管理業務の迅速化や負担軽減を期待できる点で関心を集めている。また、企業のリスク管理で注目されるセキュリティ面も含めた高度な保守・管理の導入がより容易になる点もメリットの一つといえるだろう。
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