米セキュリティ機関のUS-CERTによると、一部の脆弱性を悪用されればリモートの攻撃者にシステムを制御される可能性がある。
米Appleは10月31日、iOSの更新版となる「iOS 10.1.1」を公開し、不具合やセキュリティ問題を修正したことを明らかにした。
iOSは10月24日にバージョン10.1に更新されたばかり。ソフトウェアアップデート通知によると、今回の更新ではヘルスケアデータが見られない問題などを修正した。
Appleは併せてセキュリティ情報も公開し、「iOS 10.1.1にはiOS 10.1のセキュリティコンテンツが含まれる」と説明している。バージョン10.1では任意のコード実行や情報流出など計12件の脆弱性に対処していた。
米セキュリティ機関のUS-CERTは今回のアップデートについて、「一部の脆弱性を悪用されればリモートの攻撃者にシステムを制御される可能性がある」と指摘し、ユーザーや管理者に対してアップデートの適用を促している。
iOS 10.1.1はiPhone 5以降、iPad(第4世代)以降、iPod touch (第6世代)以降に対応する。
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