仮想化業界で注目を集めている「ハイパーコンバージドインフラ」の特徴を整理します。あわせて、要素技術である「Software-Defined Storage」も紹介します。
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この記事は羽鳥正明氏のブログ「仮想化&ストレージの基礎と最前線」より転載、編集しています。
今回は、仮想化業界ではやりの「ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI:Hyper-Converged Infrastructure)」について説明します(それにしても、この長いネーミングはどうにかした方がいいと思うのですが……)。
HCIは、コンバージドインフラの小型版。2Uというサイズにコンパクト化され、場所を取らずに、2Uサイズで50から100台以上の仮想マシンに対応できます。統合サーバとして高いスケーラビリティを持っています。
技術的には、共有ストレージアレイを使用せず、各サーバのローカルストレージを使います。サーバ、ネットワーク、ストレージなどがパッケージ化されているので、製品としてサポートを受けることができ、ITソリューションとして企業が導入しやすいサポートも付いています。
中小企業でも導入しやすく、さまざまなビジネスツールとして利用できる環境が整っています。サーバが必要かどうかはしばしば議論に上がることかもしれませんが、企業の今後を考えると、やはり必要になるでしょう。また、仮想化ソフトウェアや管理ツールなどもパッケージ化されているので、新しいITインフラといえます。2Uサイズで約4台以上のサーバが内蔵されています。
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