Facebookが、ライブ動画の間に挿入する15秒動画広告「Ad Break」の提供を開始した。300人以上が視聴中のライブ動画であれば、4分経過後にCMを挿入できる。
米Facebookは2月23日(現地時間)、「ライブ動画」に挿入する最長15秒の動画広告「Ad Break」のβ提供を開始したと発表した。まずは米国の一部のメディアが利用を開始した。
米Google傘下のYouTubeが提供するような、動画の冒頭に流れるものと異なり、ライブ動画スタート後、途中で挿入される。
広告を挿入するためには幾つかの条件がある。少なくとも2000人以上のフォロワーがおり、過去のライブ動画で300人以上の視聴者を獲得しており、広告を挿入したいライブ動画に300人以上の視聴者がいれば、配信開始後4分経過すれば最初の広告を挿入できる。
この条件を満たすと配信者のライブ動画画面に「広告を挿入できます」というコメントが表示される。これをタップすると視聴者にCMが入ることを告知するよう促され、「Start Ad Break」ボタンをタップすると広告が挿入される。
最初の広告の後は、300人以上の視聴者を保っている限り、5分間隔で広告を挿入できる。Facebookは1月、長いライブ動画のニュースフィードでの表示ランクを高くするアルゴリズム変更を実施した。
米Recodeによると、広告による収益の配分は、配信者が55%、Facebookが45%という。YouTubeと同じだ。
Facebookは、パートナーとのテストを数カ月続け、将来的にはパートナーを拡大していきたいとしている。
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