マイクロソフトの新OS「Windows 10」。もう使ったという人も、まだ試していないという人もいると思うが、あらためてそのポイントを“マイクロソフトの人”に解説してもらおう。今回は最新アップデート「Creators Update」の新機能について。
こんにちは。日本マイクロソフトでWindows 10の技術営業を担当している山本築です。4月11日にWindows 10の最新アップデート「Creators Update」の提供が全世界で始まりました。皆さんのPCにも順次ダウンロードされると思います。
Creators Updateと言うと、「クリエーター」のため、つまりクリエーター向けの機能が増えただけなの? と思う方は多いと思いますが、実際にはそれに加えて、法人向け(IT管理者向け)の機能も多数追加されています。新機能は大きく4つに分けられるので、1つずつ紹介していきます。まずは「Windows Defender セキュリティセンター」からです。
Windows Defender セキュリティセンターは、「Windows Defender」や「SmartScreen」といったセキュリティ機能を1カ所に集約して管理できるアプリで、ユーザーが簡単に確認や機能設定を行えます。以下の5つの項目で構成されています。
もちろん、これまでのWindows Defenderはウイルス対策ツールとして有用ですが、昨今のサイバー攻撃は、アンチウイルスソフトだけでは対処できないケースも多いです。増え続けるマルウェアに対して、どうしても対応が後手に回ってしまうためです。
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