Facebookの企業向けSNS「Workplace」で社内コミュニケーションを活発化――働き方はどのように変わる?(2/2 ページ)

» 2017年05月17日 18時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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ツールだけでなく文化の醸成も欠かせない

photo Dialpad Japan マーケティング担当 櫻井澄子氏

 セミナーでは、クラウドテレフォニーサービスを提供するDialpad Japan マーケティング担当の櫻井澄子氏も「使い慣れたUIであれば、利用するのに頭を悩ませる事もなく、トレーニングも不要だし、いちいち考え込まずに済むため生産性は上がる」とWorkplaceの意義に触れつつ、自社サービスについても「Dialpadの場合、シンプルなUIを採用しており通常の電話のように使える。電話番号が割り振られているため社内/社外関係なく誰とでもコミュニケーションが取れる。また、会社用の電話番号にかかってきた電話をPCでもモバイル端末でも受け取れるので働く場所を選ばない。通話の内容を、留守電も含め音声とテキストの形で保存しており、社内のナレッジとして蓄積できること、G SuiteやOffice 365、Salesforceといった既存のツールと連携して使えるといった点でも、ビジネスコミュニケーションツールに必要なものがそろっているので、新しい働き方を促進するのに役立つ」とアピールした。

photo Dialpad Japan セールスエンジニア & カスタマーサクセスヴァイスプレジデント 泉篤彦氏

 製品デモのために登壇したDialpad Japan セールスエンジニア & カスタマーサクセスヴァイスプレジデントの泉篤彦氏は「相手がどのような状況なのか、通話中なのか、スケジュールが入っていて忙しいのか、対応可能なのかがひと目で分かるため、それぞれが好きな場所で仕事ができる。そのため、Dialpad Japanオフィスでは火曜日と木曜日は出社しなくても良い日となっており、サポートチームも今日(5月16日は火曜日である)は好きな場所で仕事をしている」と自社の例を引き合いに出した。

photo SLASH 代表取締役 松林大輔氏

 セミナーの共同主催者SLASH 代表取締役 松林大輔氏は、このような働き方改革で大切なこととして「社内における文化の醸成が、スマートワーク実現における柱として重要。クラウドツールや社内制度が整っていても、“オフラインでの会議をやるからその場にいろ”“やっぱりメールがいいよな”では、いつまでたっても実現できない」と解説。

 松林氏は「スマートワークが浸透すれば、イノベーションが促進されるだけでなく、大きなオフィスも不要になるためコスト削減もかなう。ワークライフバランス改善に取り組んでいる企業と、そうでない企業では生産性に倍の差が出てくる。実際、最新コミュニケーションツールを導入することによって、ミーティングの時間を減らして自分の作業に集中する時間を増やせ、長時間労働を改善できた企業もある」と実例を交えて説明。ワークスタイルの変革が、社員にとっても企業にとってもメリットの多いものであることから、早急に取り組むことの重要性を強調した。

photo スマートワークの実現における三本柱
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