ロボット警察官の雇用で話題を呼んだドバイ警察が、今度は無人でパトロールする小型自動運転パトカーを年内に導入すると発表した。(動画あり)
「Robocop」採用で話題を呼んだアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ警察は6月27日(現地時間)、公式Instagramで自動運転パトカーを年内に路上で運転させると発表した。
このパトカーは、シンガポールに拠点を置くOTSAW Digitalが開発した「O-R3」というモデル。車高は一般的な乗用車の半分くらいで、レーザースキャナー、赤外線カメラ、GPS、LIDARなどを搭載し、人を乗せずに路上をパトロールする。バッテリーで稼働し、自分で充電する。
機械学習アルゴリズムを搭載し、センサーやカメラで異変を察知するとネットワークで接続した本部のセンターにアラートを送る。完全自動で動くが、必要に応じてセンターからリモートで操作することも可能。
ネットワークで接続するドローンを積んでおり、例えば追い詰めた窃盗犯が柵を乗り越えるなどして逃げようとすると自動的にドローンで追跡を続ける。
ドバイ警察は、O-R3やRobocopの導入で、2030年までには警察の仕事の25%をロボットに任せる計画という。
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