Facebookが、拡散されたくない写真をFacebook Messengerで自分宛に送ると、AIがその写真のフィンガープリントをサーバに保存し、照合することで同じ写真の投稿を未然に防ぐリベンジポルノ対策を4カ国でテスト中だ。
米Facebookがオーストラリア他3カ国でAI採用の新しいリベンジポルノ対策機能をテスト中だと、オーストラリアのメディアABCが11月7日(現地時間)、Facebookの担当者のコメント付きで報じた。
同社は4月、AI採用のリベンジポルノ対策ツールを追加した。これは、報告された画像のフィンガープリント(デジタルコンテンツの一意性を確認するためのデータ)を抽出し、同じ画像が投稿されそうになると阻止するというもの。
テスト中のツールはこれを一歩進めたもので、拡散されたくない写真を持つユーザーが、その写真をFacebook Messengerで自分宛に送ると、FacebookのAIがその写真のフィンガープリントを保存し、将来誰かが同じ写真を投稿しようとすると阻止する。
Facebookのグローバルセーフティ責任者のアンティゴーネ・デイビス氏はABCに対し「Facebookコミュニティの安全と快適さはわれわれの最優先事項だ」と語った。
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